スティーヴ・ライヒとのコラボレーションに山崎&デザインチームが奮闘。
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スティーヴ・ライヒとのコラボレーションに山崎&デザインチームが奮闘。

こんにちは。セイタロウデザインのプロデューサーの小林(@asuca_mcl)です。

最近面白かったことは、今回の記事の中でも紹介するミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO」のポスターの試し刷りで大洋印刷さんのオフィスにお伺いして、デザイナーと一緒に、久しぶりに印刷立ち会いをさせてもらったこと。

なんと、3m×2.5m、厚さ5cmのものまで印刷できるUVインクジェットプリンターが圧巻でした!

印刷している間に、さまざまな工夫溢れる大洋印刷さんのオフィスや、今まで刷られてきた印刷物、大型の活版印刷機なども見せてもらって、とても楽しかったです。

最近、印刷物が減ってしまって、なかなか印刷に立ち会う機会も減ってしまったのですが、印刷はグラフィックデザインの醍醐味。また、印刷にこだわった制作物をやりたいなぁと思いました。大洋印刷さん、ありがとうございました!

そんなところで、昨年9月からスタートした企画シリーズ「今月のニュースレターの裏側」vol.6をお送りします。

セイタロウデザインでは、名刺交換をしたクライアント・パートナー会社・メディアの方々に向けて、月に一度ニュースレターを配信しています。
その月にあったニュースから、最近納品・お披露目したプロジェクトをご紹介しているのですが、せっかくなので、これからnoteで、このニュースレターの内容を、個人的なコメントと一緒にご紹介していこうと思います。

【TOPIC_1】3/31(水)から開催・ミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO」のクリエイティブディレクションを担当しています。

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MEET IN TOKYO」は、パーカッショニスト加藤訓子と山崎が創るミュージック&アートフェスティバルです。世界の様々な芸術家や先端芸術との関わりを持つ加藤訓子が、現代の芸術界において最も重要かつ強烈な個性を持つアーティストをクロスジャンルで各国より選出。山崎は、クリエイティブディレクターとしてプロジェクトのコンセプトやイメージの可視化すると同時に、アーティストとしても参加し、現代音楽の巨匠スティーヴ・ライヒ85歳を記念した「ライヒ85」などのイベントで、ビデオインスタレーションを発表します。
Meet in TOKYO vol.1 Reich85 “COUNTERPOINT” は、3/31にKIWA TANNOZで開催されます。チケットの発売も開始されたため、ご興味のある方はぜひお越しください。

こちらのニュースは先日、プレスリリースも配信させていただきました!

現代音楽、その中でも特にスティーヴ・ライヒが好きな山崎が、ライヒ85歳の誕生日を記念した「ライヒ85」などのイベントを包括する、ミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO」のクリエイティブディレクションを担当すると同時に、アーティストとしてビデオインスタレーションも発表することになりました!

「ライヒとのコラボワーク!!」と沸いていた山崎の熱い想いも含めて、こちらについては、パーカッショニスト加藤訓子さんと山崎の熱のこもった対談を行ったので、近日中にこのnoteで対談記事をアップしますので、そちらをお楽しみに!

また、3/31(水)の公演チケットは絶賛発売中ですので、ぜひ貴重な機会をリアルに味わってもらえたらと思っています。


【TOPIC_2】ラジオ番組『文化百貨店』のロゴ・キービジュアルをリニューアルしました。

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山崎がパーソナリティをつとめるラジオ番組『文化百貨店』(Fm yokohama 84.7にて毎週日曜2430-2500放送中)。2017年4月の番組開始から4周年を迎えるにあたり、今の『文化百貨店』の姿を体現するために、番組ロゴとキービジュアルをリニューアルしました。ロゴは、クラシカルな明朝体をベースに検証を重ね、番組のもつ情緒や品格をまとった佇まいを目指しました。キービジュアルは、パーソナリティーとゲストの対談を聴き手の視点から見ているような構図で、深夜にひっそりと始まる静寂感が感じられるよう表現しています。
『文化百貨店』では、より多くの人に番組を楽しんでもらえるように、Radikoだけではなく、Spotifyなどの各種Podcastの配信や、公式noteで毎週の放送の模様もご紹介していますので、日曜深夜に聞けない方もぜひチェックしてみてください。

山崎がパーソナリティを務めるラジオ番組『文化百貨店』。

おかげさまで2017年の放送開始からまもなく4周年で、お客様やパートナー会社、採用で応募してくれた方などの中でも「毎週聞いています」と言ってくれるヘビーリスナーの方が増えて、とても嬉しく思っています。

今回のロゴとキービジュアルのリニューアルにあたり、パーソナリティの山崎にリニューアルに対する思いと番組の今後について聞いてみました。

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Q. ロゴをリニューアルしようと思った背景を教えてください。

A. 長年番組が続く中で、番組の色がある程度出てきたと思います。その番組の色とロゴのテンションが少し乖離しているかなと感じていましたので、このタイミングでリニューアルを行いました。(山崎)

Q. 新しくなったロゴを見て、どんな気持ちですか?

A. いい感じです。かなり番組のテンションを投影しているものになったと思います。
台本に入るロゴやSNSで出ていく画像も変わったので、新鮮な気持ちですね。(山崎)

Q. 番組も放送開始からもう少しで4年になりますが、今後の展望を教えてください。

A. 長く続いていける番組になればいいなと思っています。色々なメディアや媒体、ツールが出てきていますが、始まった当初の想いをぶらさずに、でもしなやかに時代に合わせて変化していく、そんな有機的な番組になればいいな、と思います。(山崎)

続いて、今回のリニューアルのデザインを担当した、デザイナーの小林誠太にインタビューしました!

Q. リニューアルにあたって現在の「文化百貨店」の姿を形にしようとしたと聞きましたが、現在の「文化百貨店」をどのように捉えていますか?

A. パーソナリティでもあり弊社代表の山﨑の嗜好性というか、思想の根底にある美意識やスタイルというものが、セイタロウデザインで働いてきた中で、なんとなくわかってきて、この番組は彼の番組であるし、彼の求めているものや視点がダイレクトに反映されている場なのだと思いました。(小林誠)

Q. その印象をロゴとして形にする中で、特にこだわった部分は何ですか?

A. 毎回ゲストは建築やアート、ビジネスなど様々な業界の第一線で活躍されている方々ばかりなので、そのレベルに対抗できるような風格をロゴにはもたせたいと思いました。
加えて、パーソナリティである山﨑の根底にある、美に対する執着や思想が感じ取れるような、品格を纏わせることも重要だと思い、明朝体をベースにそのイメージを探っていきました。(小林誠)

Q. キービジュアルは深夜のラジオのスタジオのイメージが伝わってきますが、どのような点に意識して作りましたか?

A. 静寂感や写真の抽象度具合、湿度や質感などを山﨑が自身でデザインしているが如く番組の雰囲気に合わせてチューニングしていった結果このようなビジュアルが完成しました。(小林誠)

新しくなったロゴとキービジュアルにもぜひ注目しながら、今後の「文化百貨店」も楽しんでもらえたら嬉しいです。


【WORKS_1】MEET IN TOKYO
ロゴ・キービジュアル・ウェブサイト

上記のTopicsでもご紹介したミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO」では、プロジェクト全体のクリエイティブディレクションを担当し、ロゴ・キービジュアル・WEBサイト・ポスター・フライヤーなどを制作しました。
「MEET IN TOKYO」プロジェクトのコンセプトである「世界とTOKYOを繋ぐアートプラットフォーム」を軸に、中央の引力に引っ張られて要素が集合するイメージで設計したロゴデザイン、スティーヴ・ライヒの音楽の特徴であるシンプルな音の連続から生まれる複雑さと豊かさを、流動感のある連続した線と重なりあう文字のゆらめきで表現したキービジュアル、ワールドワイドなデザインと加藤訓子さんをはじめとするアーティストの方々の世界観をイメージして、アーティスティックでありながらも洗練され世界観を目指したウェブサイトなど、クリエイティブにも是非ご注目ください。


上記のTOPICでもお伝えしたミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO」のクリエイティブについて、ここでは各制作物を担当したデザイナーの小林と黒岩に思いやこだわりをインタビューしてみました!

Q. 「MEET IN TOKYO」というイベントや、スティーヴ・ライヒについて、どのように捉えていますか?このイベントに携わることになった率直な感想を教えてください。

A1. 全貌が見えない、濃いめの霧に包まれた森みたいなイベントですね。今後どう発展していくのか未知数なので、自身の関わり方も含め、非常に楽しみです。
スティーヴ・ライヒは以前から聴いていましたが、まさかこういった機会で関わることができるとは思いませんでした。なんというか別世界の住人だと思っていたので、いまだに実感は湧いていません。(小林誠)

A2. 関わることができて、率直に嬉しいと感じました。ライヒの音楽はデザインにもインスピレーションを与えるような表現の面白さや美しさがあると思っています。生音で演奏を聴けるのが楽しみです!
プロジェクトが走り出した当初はコロナの影響もあり、会期が延期になったり開催されるかどうかさえも不安でしたが、こうして無事開催されることになって本当によかったです。(黒岩)

Q. ロゴデザインは柔軟性の高いデザインですが、どのような思想からこのようなロゴができたのですか?

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A. イベントのコンセプトにある「アートプラットフォーム」や「個性の集合体」などのキーワードから、文字が中央(イベントの発信地のようなイメージ)の引力に引っ張られて集合体となった形を思いつきました。
今後変化し続けていくであろうイベントであるということからも、ロゴの形は定型でなく、変化の多様性をもったものがいいと思ったので、様々な集合体をつくることができる構造そのものをアイデンティティとしました。(小林誠)

Q. ポスター・フライヤーはスティーヴ・ライヒの音楽を感じるビジュアルですが、デザインで特にこだわった点は何ですか?

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A. 音楽のことをちゃんと体現できたビジュアルにしたいと思っていたので、音をグラフィックに置き換えるような感覚で、デザインしました。
こだわりポイントはライヒ85にちなんで85本の線をベースにグラフィックを設計しているところですね。加えて、画面比率の変化にあわせてグラフィックも伸縮する構造になっています。
音が空間に響き渡るように、どんな画面でもグラフィックが響くようになっています。
印刷物ではそれらのグラフィックに輝きなどの質感を加えて、音の揺らめきや立体感を表現しています。(小林誠)

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*上記は冒頭に話した大洋印刷さんのUVインクジェットでプリンターで印刷させてもらった試し刷りポスター。線に立体感が出て、圧巻です。

Q. ウェブサイトを作る上でどのような世界観を目指しましたか?

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A. MEET IN TOKYOのコンセプトである「世界とTOKYOを繋ぐアートプラットフォーム」から、ワールドワイドなデザインと、加藤訓子さんをはじめとするアーティストの方々の世界観をイメージし、アーティスティックでありながらも洗練されたサイトを目指しました。(黒岩)

Q. デザイン上のこだわりポイントを教えてください。

A. 突飛なレイアウトをしなくても書体の組み合わせや組み方だけで表現できるデザインの面白さを楽しみながら製作しました。
サイトの演出も動きはあるけれど大袈裟にならないような、さりげなさにこだわって実装しています。(黒岩)

Q. 「MEET IN TOKYO」をどのような人に見てほしいですか?

A1. 僕もそうですが、実空間での生きた音にあまり触れてこなかった人たちや、生きた音や芸術にあまりふれる機会をもってこなかった人たちには是非今回のイベントを肌で体感してもらいたいです。
大袈裟かもしれませんが、誰か一人の人生を変えるほどの刺激が待っているかもしれません。生の芸術にはそれくらいのパワーがきっとあるはずです。僕も楽しみにしています。(小林誠)

A2. ライヒのファンの方はもちろんですが、ライヒを知らないという方にもぜひ見てほしいです。
特に音楽好きで聴きつくしたなーと感じてる人ほど新しい発見があると思います。(黒岩)

私たち自身もとても楽しみにしている3/31のライブ公演。しつこいようですが、貴重な機会なので、もう一度、チケット情報を貼っておきます(笑)


【WORKS_2】株式会社バルズ
オフィスデザイン

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株式会社バルズは、WEBメディアの運用と、校正・校閲の専門会社です。今回、既存オフィスのビルの老朽化に伴う移転プロジェクトにおいて、新オフィスのインテリアデザインを手がけました。
幅広い世代の方に使ってもらえるような工夫を施すと同時に、作業・会議・映像収録・セミナーと多様なシーンに展開できる、シンプルながらもフレキシブルなオフィス設計になっています。

続いて、オフィスデザインのお知らせ。コロナ禍によって、働くスタイルも今まで以上に多様になってきている中で、オフィスデザインをご依頼いただき、フレキシブルなオフィスを目指しました。

プロジェクトを担当した、セイタロウデザイン金沢代表の宮川に話を聞きました。

Q. 既存オフィスのビルの老朽化に伴う移転プロジェクトだったと聞きましたが、新オフィスのコンセプトは何ですか?

A. シンプルな空間構成の中に様々な可動什器を配置し、フレキシブルで多様な空間構成ができることをコンセプトとしています。(宮川)

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Q. 空間の使い方において工夫した点を教えてください。

A. 各MTGルームを間仕切るにあたり、天井の高さが気になっていたのでスケルトンとし、用途に合わせた機能を維持しながらゆとりのある空間としました。(宮川)

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Q. 内装や家具などでこだわりのポイントはどこですか?

A. なるべくシンプルに空間を組み立て、マテリアルは木・コンクリートなど共通の物を各空間に配置することで室が変わっても全体のつながりを感じられるようにしています。(宮川)

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Q. バルズで働く人にとってどんなオフィスになってほしいと思いますか?

A.オフィスで働く人たちがよ年代を問わず働きやすい空間となって欲しいです。(宮川)

新しい働き方に合わせた空間デザインの提案もできますので、オフィスの今後のあり方についてご検討の方はぜひお気軽にご相談ください。


【RADIO】Fm yokohama 文化百貨店
(毎週日曜24:30-25:00 ON AIR)

山崎がパーソナリティを務めるラジオ番組。FMヨコハマ「文化百貨店」は毎週日曜深夜0:30-1:00放送中。様々な文化人をゲストにお送りをしています。放送後一週間は、いつでもradikoで視聴できます。

今週日曜日のゲストは、先週に引き続き、映画監督/映像作家の奥 秀太郎さん。

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昨年11月の公演では山崎がアフタートークのゲストとして出演した最新作『VR能攻殻機動隊』は大好評につき、2021年国内ツアー公演が決定したとのこと。こちらもぜひご注目ください。

それでは、今回のニュースレターの裏側はここまで。

これからアップ予定の対談記事もお楽しみに。

noteに合わせてTwitterも始めてみました。更新情報をお知らせする予定なのでぜひこちらもフォローお願いします。

うれしいです:)
セイタロウデザインは、アートディレクターの山崎晴太郎を中心に、ブランディングを軸としたCI・広告・映像・WEBサイト、プロダクトや建築とあらゆるチャネルを横断し、“線のデザイン”を提供するアート&ブランディングブティックです。