ホテルブランディングにかけた想いから、ポートフォリオリニューアルまで。
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ホテルブランディングにかけた想いから、ポートフォリオリニューアルまで。

こんにちは。セイタロウデザインのプロデューサーの小林(@asuca_mcl)です。

私たちは目黒川のすぐそばに事務所があるのですが、今年の目黒川の桜も見事でした!

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あっという間に咲いて、あっという間に散ってしまいましたが、家から歩いて通っているので、朝も夜も目黒川の桜を眺めながら、つかの間の春のひとときを堪能できました。

そんなところで、昨年9月からスタートした企画シリーズ「今月のニュースレターの裏側」。

今回は前回にもましてボリューム満点になってしまったので、前編/後編の2回に分けてお送りします。まず、「今月のニュースレターの裏側」vol.7は、ニュースレターのTOPIC部分からご紹介します。

セイタロウデザインでは、名刺交換をしたクライアント・パートナー会社・メディアの方々に向けて、月に一度ニュースレターを配信しています。
その月にあったニュースから、最近納品・お披露目したプロジェクトをご紹介しているのですが、せっかくなので、これからnoteで、このニュースレターの内容を、個人的なコメントと一緒にご紹介していこうと思います。

【TOPIC_1】森のグラン・オーベルジュ「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」がオープンしました。

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弊社がブランド構築やサイン計画などのクリエイティブディレクションをお手伝いしている、株式会社ひらまつのホテルブランド「HIRAMATSU HOTELS」。同ブランド6施設目であり、最高到達点として位置付ける「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」が先月、長野県御代田町にオープンしました。
ホテルコンセプトは「森のグラン・オーベルジュ」。雄大な自然に囲まれた御代田町は、縄文土器が出土した歴史があり、古より豊かな自然のなかで人々が暮らしを営んできた場所です。そのような土地で、鳥のさえずりに耳を傾けながら、信州の豊かな恵みを味わうプリミティブな体験を提案します。疲れた体を癒すボディケア、眠っている身体を起こすヨガ体験など、多彩なアクティビティはすべて美味しい一皿のために。
食と人と土地の持つ価値がマリアージュすることで生まれる、新しいオーベルジュの形をぜひ味わっていただけたら幸いです。

こちらのブランディングプロジェクトの詳細については、近いうちにHPにもまとめようと思っていますが、まずはプロジェクトメンバーに、オープンにあたっての気持ちを聞きました!

Q. 昨年から開業準備に関わってきましたが、「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」の開業にあたっての今の気持ちを教えてください。

A1. コーポレート、ホテル、ウェディング、レストランとさまざまなスコープがある中で、一旦フラッグシップとしての軽井沢御代田のオープンになんとか関係者みんなが納得いく形でオープンできたことは嬉しく思っています。(山崎)

A2. 約半年という短い準備期間の中で、なんとか無事にオープンできたことに、まずはホッとしています。
一方で、まだまだアップデートできるポテンシャルを多く秘めたホテルであるとも感じています。
今後も、ホテルスタッフ、御代田町の方々、そして実際に宿泊されたお客様と一体となって、より良いホテルへと成長するためのお手伝いができればと幸いです。(原田)

A3. 私はここまで本格的に関わったブランディングプロジェクトが初めてだったので、何よりも開業できたことにほっとしています。
滞在したお客様からのご満足いただけたという声も多く、セイタロウデザインが企画から手がけた「TAKIBIラウンジ」や「アネックス」が好評だったことは、特に嬉しかったです。
オープンして終わりではなく、今後も更に進化していきますので、ぜひご期待ください。(松本)

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A4. ブランディングプロジェクトが始まる時はいつも緊張と期待が入り混じりますが、お客様とひとつひとつ丁寧に議論を重ねながら、チームになり、そして、一緒に形になったものを見るのは本当に最高の瞬間です。
ひらまつの魅力である食を中心に、素敵な空間と体験、ストーリーをご用意できたと思うので、ぜひ多くの方に宿泊してもらえたら嬉しいです。(小林)

Q. 特にオススメのポイントを教えてください。

A1. 体験の粒子はかなり細かく設計しているので、一泊では体験しきれないと思います。ぜひ季節ごとに様々な形で体験して欲しいと思います。
超個人的にはサイン計画は、面白くできているとおもいますので、ぜひSNSでシェアしてください。(山崎)

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A2. 「森のグランオーベルジュ」というコンセプトのもと、ひらまつの本格的な“食”と、自然を感じながら食べるという“体験”をいかにつなぐかを考えてきました。
レストランでのお食事を楽しんでいただくのはもちろん、焚き火ラウンジや客室のテラスといった、自然を感じられる場所での食事も、ぜひ試していただければと思います。(原田)

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A3. なんといってもひらまつなので、料理が素晴らしいのですが、ホテルコンセプトにある「森のグラン・オーベルジュ」の通り、屋外で本格的な食事を楽しめる点が魅力です。
散策やトレッキングの後に、豊かな自然の中で土地の食材を生かしたメニューを味わえる。御代田ならではの体験を織り交ぜた食事は、それだけで訪れる価値があると思います。(松本)

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A4. すべての空間や体験が、次の一皿をより美味しく食べるために存在している、という「One Stay , One Full-Course」というコンセプトは“食”のひらまつにしかできないコンセプトだと思っています。
個人的には、館内のいたるところにあるアートや、部屋の温泉もオススメです。他では味わえない「森のグラン・オーベルジュ」を是非味わい尽くしてください。(小林)

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6万㎡を超える広大な敷地に、わずか37室(本館28室とヴィラ9棟)からなるホテルは、客室の面積が最小でも100㎡を超える広さというゆたかな空間になっていて、衛生管理と安全対策の独自基準「Hiramatsuスタンダード」に則り、万全のコロナ対策をしています。

こんな時期だからこそ、都会を離れて、信州の豊かな恵みを味わうプリミティブな体験をおすすめします。

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【TOPIC_2】MS&ADのTVCM「いい方の未来へ」編が、フジサンケイグループ広告大賞の特別賞を受賞しました。

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セイタロウデザインが制作を担当したMS&ADインシュアランスグループのTVCM「いい方の未来へ」編が、第50回フジサンケイグループ広告大賞にて特別賞を受賞しました。これまでの保険の役割を越え、リスクを未然に予測し、それを回避する方法を提示することで、人や社会の“前に進もうとする意思“を後押しするという企業姿勢を描いたCMの90秒フルバージョンは、MS&ADの特別サイト「Mirai」でご覧いただけます。

受賞にあたって、クリエイティブディレクター/プランナーを務めた原田に今の気持ちを聞きました。

Q. 特別賞を受賞した今の気持ちを教えてください。

A. こちらのCMの30秒版を作成したのが、2019年の末でした。

それから、社内外での評判が非常によかったとのことで、60秒版や90秒版を作成しました。当初はWBS内の枠でのみの放映だったCMも、現在はお昼の時間帯にもオンエアされています。

完成からそれなりの時間がたった今でも、クライアントに喜んでいただけており、さらにこのタイミングで賞という形で評価されたことについて、息の長いクリエイティブをつくれたことの喜びを感じています。(原田)

こちらのMS&ADキャンペーンについては、先日から始まった「セイタロウデザインのお仕事」シリーズで詳細をお伝えしようと思っていますので、そちらもお楽しみに!


【TOPIC_3】山崎がミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO vol.1 REICH85 “COUNTERPOINT”」でビデオインスタレーションを発表しました。

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NPO ARTSWORKS主催のミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO」プロジェクトの第一弾イベントとして、3月31日(水)にKIWA TENNOZ(東京都品川区東品川2-1-3)で開催された「REICH85 “COUNTERPOINT”」において、山崎がビデオインスタレーション作品『余白のための楽譜 #01 Steve Reich “COUNTERPOINT”』を発表しました。
本作品は、左右に配置された2枚のLEDパネルと正面に設置されたスクリーンの3枚によって構成された大型のビデオインスタレーション作品です。五線譜から零れ落ちた音と音の隙間のミクロの世界の音楽性を表現する音楽を可視化するシリーズで、今回は本シリーズの#01として、スティーヴ・ライヒの“COUNTERPOINT”を可視化する作品となっています。
今後のMEET IN TOKYOでも作品を発表していく予定なので、ぜひご注目ください。

前回のnoteでもご紹介した、ミュージック&アートフェスティバル「MEET IN TOKYO vol.1 REICH85 “COUNTERPOINT”」。

ついに、3/31に第一回目のイベントが開催され、山崎のアートワークもお披露目されたので、ぜひムービーをご覧ください。

山崎に作品に込めた意味、ライヒ作品に対する思いをインタビューしました!

Q. 『余白のための楽譜』という作品タイトルに込められた意味を教えてください。

A. 音楽になることのできなかった、僕らが認識しているものとは異なる、もう一つの音楽世界という意味を込めて付けました。(山崎)

Q. スティーヴ・ライヒの音楽とのコラボレーションはいかがでしたか?

A. 昔から好きなアーティストでしたのでギアが一段上がりました。

彼の繰り返しの音楽だからこそ、音の差異を可視化した作品のメッセージがわかりやすくなったかなと思います。(山崎)

Q. 音と音の隙間のミクロの世界の音楽を可視化していると聞きましたが、具体的にはどのような手法で形にしているのでしょうか?

A. 今回初めて取り組み、開発したプログラムによって可視化しています。
簡単にいうと、正面は流体を常に異なる動きをするようにプログラムしてうつしだしています。

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また、左右のLEDについては、
1. 音のシラブルを可視化するプログラムに一旦スティーヴ・ライヒの音源を入れて図形化。
2. その図形の中にある細部の違和感を手作業で250通りほど抽出し拡大。
3. また別のプログラムにより図形と図形の間に粒子化する別の世界を挿入。
4. それらの移り変わりを動画化。
と言ったような流れです。

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わかりやすくしてもわかりにくいですね(笑)(山崎)

Q. 左右に配置された2枚のLEDパネルと正面に設置されたスクリーンの3枚によって構成された大型のビデオインスタレーション作品でしたが、実際に形になってどう感じましたか?

A. 基本的にアートワークにおいては、僕以外の何かの現状や力を受け入れながら最終的な形を作り出していますが、今回はそれが音楽とプログラムでした。

好きだからこそ、その音楽を邪魔しない、侮辱することのない作品にしなければと思い進めてきましたが、その点はまさに音楽のようにライブで肌感として是非体感してもらいたい作品になったかと思います。(山崎)

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Q. この作品シリーズの今後の展開について教えてください。

A. もともと製作していた、音を可視化する取り組みの一つ目がスティーヴ・ライヒでした。
なので、今後は自然音や民族音楽、映像作品など様々な<音>を異なるメディウムを使って可視化して行きたいと思っています。(山崎)

私も観客として会場に行ったのですが、聴覚と視覚を通して、スティーヴ・ライヒの音楽を全身で感じる(浴びる)ような、今までにない刺激的な体験を味わいました。

「MEET IN TOKYO」は今後も様々なイベントを予定しているので、是非ご注目ください。

【TOPIC_4】ポートフォリオをリニューアルしました。

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セイタロウデザインの主要なブランディング・制作実績をまとめたポートフォリオをリニューアルしました。現在印刷中ですが、ご要望の方は完成次第、お送りしますので、弊社担当までご連絡ください。

いつも自社のことは後回しになってしまって、なかなかポートフォリオもリニューアルできていなかったのですが、ついに!2021年版のポートフォリオを入稿しました。(絶賛印刷中)

今回は、表紙デザイン含めて、掲載する実績やレイアウトも大幅にリニューアルしたので、担当してくれたデザイナーの小林誠太にインタビューしてみました。

Q. 久しぶりのリニューアルになりましたが、リニューアルにあたってどのような点を工夫しましたか?

A. 大きな変化はそこまでありませんが、これまでのフォーマットを活かしながら全体のレイアウトと書体をより見やすく読みやすくアップデートしました。内容としてもよりセイタロウデザインの取り組みがわかりやすい構成にアップデートされています。

見た目の話を少し具体的に話すと、WORKSのビジュアルをより大きくみせるために写真を断ち落としにしたり、見る人の目線が自然な流れになるよう、ビジュアルとテキストのレイアウトを整理したり、それにあわせて文字を縦組から横組に変更したりといった感じで、当たり前のことを見直して整理していく作業でした。(小林誠)

Q. ポートフォリオに入っている自分の作品をみて、何か思ったことはありますか?

A. 僕がこれまでに携わってきたプロジェクトは、VIやフォントの設計、それに付随するガイドラインやツールへの展開、そしてサイン計画・オフィスグラフィックなどの空間的なものから、広告やグラフィックのアートワーク、ポスター・冊子・パッケージなど物質的なものが多いです。

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それに対して、現在のセイタロウデザイン全体のプロジェクトでは、時世やコロナ禍も相まって主要なメディアが紙からオンスクリーンにものすごい勢いでシフトしていることもあり、ウェブや映像などオンスクリーンのメディアを主体としたプロジェクトの割合が多くを占めています。

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グラフィックに限らず、ウェブ・プロダクト・建築・映像・アートなど広域にわたってプロジェクトの幅を拡張し続ける会社の中でこうして自分の立ち位置を俯瞰し眺めていると、結果的に自分の仕事がその多様性という塊の一片を成していることに気づくことができる一方で、今回はそれ以外の部分があっての多様性なのだと同時に気づく機会になりました。

個人的には、結果としての多様性だと思うので、これからもその塊の一片として、自分にできることにより比重を傾けて突き詰めていけたらと思っています。(小林誠)

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私はポートフォリオ全体の構成やテキストを担当したのですが、小林も言っているように、改めて今まで手がけてきたプロジェクトを俯瞰してみると、その多様性に驚くと同時に、企業や商品・サービスのブランディングプロジェクトや、この時代においてますます重要さを増している会社の“顔”としての役割を担うコーポレートサイト構築など、中長期にわたるプロジェクトをたくさん託してもらったことに、改めて感謝の気持ちと、身の引き締まる想いでした。これからもチーム一丸となって、クライアントの価値を最大化するようないいものを作っていこうと思います。

ポートフォリオはもう少しで納品される予定なので、興味がある方はぜひコーポレートサイトよりお問い合わせください。

それでは、今回のニュースレターの裏側はここまで。

後編は、最近公開された仕事(Works編)を中心にお送りしますので、お楽しみに!



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セイタロウデザインは、アートディレクターの山崎晴太郎を中心に、ブランディングを軸としたCI・広告・映像・WEBサイト、プロダクトや建築とあらゆるチャネルを横断し、“線のデザイン”を提供するアート&ブランディングブティックです。